データ選定
株式相場 API の選び方:開発者向け導入チェックリスト
対象市場、データ種別、通信方式、レート制限、ヒストリカル期間、利用許諾の6つの観点から株式相場 API を評価する実践チェックリスト。
更新日時:
保守運営:AllTick 公式エンジニアリングチーム
対象読者:アプリ、クオンツ戦略、データ基盤向けに株式データソースを選定する開発者・プロダクトチーム
要約 · 30秒開発サマリー
株式相場 API を選定する際は、まず対象取引所と銘柄コードのカバレッジを確認し、次に必要なデータ種別(歩み値、板情報、ローソク足)と通信方式(REST または WebSocket)を特定します。その上でレート制限、過去データ取得範囲、再配信ライセンスを照合してください。価格やレイテンシの比較は、これら基本要件を満たした後に初めて意味を持ちます。
01
必ず確認すべき6つの評価軸
| 評価軸 | 確認すべき質問 | よくある失敗 |
|---|---|---|
| 市場カバレッジ | 香港株・米国株・中国A株など必要な市場と個別銘柄が含まれているか? | 「グローバル対応」という宣伝だけで個別銘柄を確認しない |
| データ種別 | 最新約定値(Tick)、板情報(Depth)、ローソク足のどれが必要か? | 約定価格と気配値(Bid/Ask)を混同する |
| 通信プロトコル | REST ポーリングで十分か、WebSocket プッシュ配信が必要か? | 全用途で WebSocket を使い保守コストを増大させる |
| 頻度とクォータ | 秒間リクエスト数(QPS)、一括照会銘柄数、同時接続数の上限は? | 負荷試験や本番稼働後に初めて 429 制限に気づく |
| ヒストリカル範囲 | ローソク足を何本・何年分取得できるか?プラン別の差は? | 最上位プランの取得範囲を全プラン共通と誤認する |
| 利用ライセンス | エンドユーザーへの画面表示、再配信、DB への長期保存が可能か? | 表示・再配信規約を確認せずリリースする |
02
ユースケース別の優先順位
- 相場表示アプリ:銘柄カバレッジ、配信の安定性、端末表示ライセンスを最優先。
- クオンツバックテスト:過去ローソク足の期間、株式分割等の権利調整、欠損値を重視。
- リスク監視・アラート:配信遅延、切断時の再接続速度、監視経路の信頼性を重視。
- 社内レポート集計:定時 REST 取得で十分。クォータ上限と安定性を重視。
1つのチーム内で複数の用途が併存することも珍しくありません。「最速・最安・網羅的」という曖昧な基準ではなく、用途ごとにチェック項目を分けて評価することをお勧めします。
03
そのまま使える導入前チェックリスト
1必要な取引所と銘柄コードをリストアップし、プロバイダーの対応銘柄一覧で照合する。
2銘柄ごとに必要なデータ種別(Tick、板情報、ローソク足周期)を明記する。
3ピーク時のリクエスト頻度と同時購読銘柄数を見積もり、プラン上限と比較する。
4過去ローソク足の最大取得本数とプラン別の制限を確認する。
5タイムスタンプの単位(秒/ミリ秒)とタイムゾーン仕様を確認する。
6エンドユーザーへの表示やデータベースへの長期保存が規約上許可されているか確認する。
7無料枠またはテスト用 Token で実際にリクエストを送り、レスポンス構造を記録する。
04
AllTick でこのチェックリストを照合する
AllTick は統一された REST / WebSocket API を通じて、為替、株式(香港株・米国株など)、貴金属・コモディティ、主要株価指数を提供しています。当サイトのカバレッジ一覧で銘柄コード形式を確認し、プランページでレート制限と取得範囲をご確認ください。
仕様出典と検証記録 · 2026-10-13
以下の一次資料で関連するエンドポイント、フィールド、取引所規則を確認しました。
今回の確認では実際の Token による AllTick 要求や本番エンドツーエンド試験は実行していません。再現時にプラン、ライブラリ版、取引時間、ret/trace、結果を記録してください。
一次資料
導入前に再現する項目
- 各対象市場の対応銘柄で要求・返却コードを比較します。HTTP 成功だけで全銘柄の受付成功と判断しません。
- 配置地域の取引時間中に受信遅延の中央値・p95 を測定し、プランと時計同期を記録します。保存と再配信の許諾は別途確認します。